2010年10月30日

コスギンのワンポイントリリーフ:ホールド5

大阪駅前の歩道橋の上にゴザを広げて座り、道行く人々に、
葉書に書いた言葉をプレゼントするというイベントをやった。

その時、通りかかった小学五年生ぐらいの女の子が、
53歳のあやしいオッチャンの私を見て、
まるで赤ん坊を見つめる母親のような表情をしてくれた。

早速私は、その女の子にこんな言葉をプレゼントした。

歩道橋こんなところになぜ天使
posted by 小杉なんぎん at 15:50| Comment(0) | TrackBack(0) | コスギンのワンポイントリリーフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

俳句って何なんだい?

ところがその時、彼女がこう言った。

「もう二度と電話しないでかけないで」
って、これって、一体何の話?

という説明は、とても簡単。

「もう二度と 電話しないで かけないで」

は、五、七、五、つまり俳句。
という訳で、俳句の話はあのねのね。

以前、私が、「バッティングセンターで球を見送っている」
という俳句集を出版させていただいた時に、
私の俳句が、その当時、「関西文学」という文芸誌で
編集長をされていた河内厚郎さんの目に止まり、
うちの誌面で俳句を発表してみないか、と声をかけてくださった。

ああ、カッコイイ文芸誌。
ああ、カッコワルイ小杉なんぎん。

それはまるで、オートクチュールのファッションショーで
小杉なんぎんがファッションモデルをするようなもの。

ダメージジーンズもヘルムトヤングの
ペインティングジーンズも真っ青の快挙。


生き死にの話の傍で盆踊り


いきなりそんな句で始まった私の俳句は、


感傷が磨り減りそうな秋の秋


見る前に綺麗とわかる紅葉かな


という具合に続き、十六句の発表の中で、
一番評判が良かったのがこの句。


月が出て私はどこに出ればいい


おいおい、小杉なんぎん、お前は一体どこに出たいんだい?
月と自分を比べてどうするつもりなんだい?
ひょっとして、宇宙飛行士を目指しているのかい?
でも、もう53歳だから、年齢制限で宇宙飛行士は
ちょっと……そんな感じなのかい?

って、関東弁で話をしているこの人は、一体誰なんだろう?
とか何とか、何を言いたいのかよくわからない私。

と、つるむように、時々、私の俳句は、
何を言いたいのかよくわからないと言われる。

私のマイ・フェイバリット・ハイクに
俳人橋本夢道先生のこんな句がある。


からだはうちわであおぐ


この句を初めて読んだ時、そして、
今現在も何を言いたいのかよくわからない。
けれど、どうやらこれが世間で俳句として
認定されているらしく、私は今も、何を言いたいのか
よくわからないのが俳句だと勘違いしている。

最後に、この橋本夢道先生の俳句に
アンサー・ハイクを捧げたい。


あたまはせんすであおぐ
posted by 小杉なんぎん at 15:48| Comment(1) | TrackBack(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月16日

コスギンのワンポイントリリーフ:ホールド4

ストリートライヴをやっていた田中政嗣君と出逢い、いきなり
「今、とりあえず何をするのが夢?」と訊ねたら、彼がこう言った。

「僕、吉本の芸人やないけど、ハイヒールリンゴさんを目の前にして、
 リンゴ姉さん、と声をかけたいです」

人にはいろんな夢がある。
私は今、ハイヒールリンゴさんを目の前にして、アップル姉さんと声をかけたい。
posted by 小杉なんぎん at 09:15| Comment(0) | TrackBack(0) | コスギンのワンポイントリリーフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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