2010年10月16日

俳句・母心・貼るカイロ・鼻血

たとえば、体中のお肉がだぶついて、
そのお肉を矯正下着に無理やり詰め込んでナイスバディ。
そんな感じで、自分の思いをたった十七文字に
無理やり詰め込むのが俳句。

という私の表現は、表現そのものが
隣の家に行ってしまっているような気がする。
しかも晩ごはんタイムにしゃもじを持って。

そんな話はどうでもよくて、俳句。

俳句を始めて三十年の私は、
これまでたくさんの俳句をひねってきた。
ひねってひねってひねりまくってきた。

その反動なのかどうかよくわからないが、
おばあちゃん、お母ちゃん、嫁はん、娘、などに
「もっと、しっかりせい!」と
体のどこかはよく覚えていないが、ひねられ続けてきた。

そんな話もどうでもよくて、俳句。

大岡信先生が名句を毎回一句ずつ紹介されている
連載を目にした小杉なんぎんは、何を思ったのか、
自分の俳句をどこかで連載できないものか? と考えた。

その考えに乗ってくださったのが、フリーペーパー
「花形文化通信」の塚村真美さんという
遊び心たっぷりの方で、塚村さんのおかげで
私の俳句の毎月の連載が始まった。

と思ったら、次はリクルートの「週刊Bing」という情報誌の
黒田真行さんという方が、私に俳句の週刊の連載を
させてくださるということで、ああ、遊び心は母心、
という訳で、私の俳句の連載が始まった。
(そんな連載、今まで見たことがない)

調子に乗った小杉なんぎんは、毎日放送ラジオの
実況中継俳句会を、大阪の桜之宮公園というところで行った。

その日、花見酒を飲みすぎてしまった小杉なんぎんは、
肌寒い中、公園に集まってくださったおばあさんの背中に
あらかじめスタンバイしてあった貼るカイロを
順番に貼らせていただいたこと以外、何も覚えていなかった。

翌日、その俳句会を毎日新聞の記者の
大島秀和さんという方が見事な記事にまとめてくださって、
さすがプロやなぁ、と感心してる場合じゃなかった小杉なんぎん。

という訳で、小杉なんぎんの俳句の連載で一番ウケたのが
(俳句の評価でウケるというのもどうかと思うが)
この作品。

 流れる鼻血よ流れるままに流れんかい

これのどこが俳句やねん?
というツッコミは勘弁していただきたい。

何故なら、私のお気に入りの俳句が、俳人吉岡禅寺洞先生のこの作品。

 地虫 壁にぶつかって なにやらわからないことをいってる

呼び捨てにして悪いが、おい、大丈夫なのか? 禅寺洞!
という前に、こんな俳句がお気に入りの小杉なんぎん、おい、大丈夫なのか?
posted by 小杉なんぎん at 09:14| Comment(2) | TrackBack(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
小杉なんぎん様

はじめまして
なんぎん様のブログは「大阪立ち飲み」のブログで紹介されたのを見て知った次第です。
「流れる鼻血よ流れるままに流れんかい」は大変気に入りました。
私は俳句についてほとんど常識所謂知識がありませんが、このような俳句なら俺もいっちょ作ってみようかなという気持ちになります。
それと大阪弁?で書かれていることに懐かしさ感じました。
東京(江戸)で生活をしてはや25年が経ちますが、なんぎん様より一回り上の私にとって大阪への思いは年々強くなっています。
「大阪立ち飲み」主催者の大西様がこの夏大阪に戻られたのを知り、うらやましく思った次第です。
石川啄木の「ふるさとの訛なつかし 停車場(ば)の人ごみの中に そを聴きにゆく」
ではありませんが、立ち飲みで一人飲んでいる時に大阪弁が聞こえてくるとその言葉を聴きにゆく私がいます。
これからも面白い俳句を作って下さい。
Posted by アキやん at 2010年10月21日 09:29
>アキやんさん

コメントありがとうございます。

故郷の言葉はいくつになっても
耳に優しく懐かしいものなんでしょうね。

心に浮かんだことを気楽に、
十七文字で綴ってみれば、それは
もう俳句と言って良いのかもしれません。

アキやんさんもぜひ、俳句を作ってみてください。

これからも応援、よろしくお願いいたします!
Posted by 軟式ブログ管理人 at 2010年10月30日 15:56
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